お客様の声

ホームページ武器に
“おいしいいちご”を拡販する農業生産法人

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お客様の声

農事組合法人ジャパン・ベリー様

全国でも有数のいちごの生産地、静岡県。藤枝市にある「ジャパン・ベリー」は、2ヘクタールの大型ハウスでいちごを生産している農事組合法人だ。バリアフリーの農園は、多くの人がいちご狩りに訪れる人気スポットとなっている。今回は代表者の上山優氏、ホームページ担当の石原めぐみ氏に話を聞いた。

静岡県藤枝市青南町2-5-1

054-636-5405

http://www.japanberry.net/

広大なハウスで獲る完熟いちご

―― 設立された経緯を教えてください。

上山 もともとはお茶が主幹作物で、補完作物としてレタスを作っていました。しかし天候や相場に左右され、なかなか思うように生産ができなかった。継続できる農業を目指し、安定した雇用も含めて農業経営を展開していこうと、お茶を主幹に複合農業を経営していた4人で平成15年に設立しました。

いちごは貯蔵や輸送が難しく、栽培に手間もかかりますが、その分大企業が参入しにくく、単価も取れる。価格を自分たちで設定できるという点もあり、栽培を始めました。

―― 栽培されているいちごは?

上山 「章姫」と「紅ほっぺ」と「かおりの」の3種類です。当園のいちごの一番の特徴は、木になっている状態で赤く完熟させること。完熟した「紅ほっぺ」の味は一度食べると忘れられないという人もいます。1日6サイクルの温度調節、肥料調節などをコンピュータで管理し、美味しいいちごを作っています。

また、安全にも非常に気を使っています。例えば、害虫のハダニは、その天敵に食べてもらって駆除します。自然の生物を使うことで、そのままでも安心して食べていただけるよう配慮しています。

―― いちご狩り園のスケールは日本一だとか?

上山 ハウスは東京ドーム1.5倍の広さがあります。私の知る限り一箇所でこの規模の施設は他にないと思います。味を楽しむと同時に、1フロアに大きく広がる景色や香り、それを体で感じてもらえるのが特徴です。いちごを獲れる範囲の制限もほとんどないので、「満足した」とよく言ってもらえます。団体のお客さんも多く、1日に7台の観光バスを受け入れることもあります。当園はバリアフリーですので、車椅子やベビーカーの方にも楽しんでいただいています。

ホームページが新たな取引のきっかけに

―― ホームページを導入されたきっかけは?

上山 いちごを作っている同僚で、ホームページを使って独自に販路を開拓していた人がいて、周知してもらうためにはこういうやり方も必要だと思い、開設しました。いちご狩りのお客様を増やし、ホームページから注文を受けられるようにしたいと考えました。

―― 実際の反響はいかがですか。

石原 個人のお客さまは、ほとんどの方がホームページに掲載しているクーポンを提示されます。東京、名古屋など遠方の方も多いので、ホームページを見ていらっしゃるんだと思います。旅行会社からの問合せや予約も多く、最近ではバンコクなど海外からもツアーで来られます。

上山 ホームページからの注文も、品揃えを増やすにつれて徐々に入るようになりました。昨年、冷凍いちごの販売を始めたところ4000キロ以上売れました。さらに、消費者の方だけでなく、ホームページを見た大手スーパーや業者の方から引き合いがあり、新たな取引が始まりました。今では、そちらの売上が全体の3割を占めており、ありがたく感じています。

―― 今後の活用についてお聞かせください。

石原 せっかく多くの方がホームページを見てくださっていますので、いちご狩りが賑わっている様子や海外からのお客さまが来られた様子など、よりタイムリーな情報を発信していきたいです。冷凍いちごとヨーグルトをミックスしてフローズンにする、そんな美味しい食べ方なども紹介していけたら喜んでもらえるのではと思います。

上山 いちご狩りシーズンは6月で終わるので、年間を通して販売できるものを増やすことが課題です。今はジャムだけですが、フレッシュさを残しつつ日持ちする加工品を開発したい。そうすれば、もっとホームページが活きると思うんです。皆さんに興味を持っていただける商品を開発して、ホームページで宣伝していきたいと考えています。

―― この度は取材にご協力いただきまして、ありがとうございました。

(インタビュー・構成/アイ・モバイル 川上 陽子) 
株式会社TKC発行のビジネス情報誌「 戦略経営者」に掲載された連載記事を掲載しております

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